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鬼人事クマさんのブログ

御社の社畜を探します!採ります!育てます!

ONIKUMAの叫び 〜日本最強の輸出品?

さてみなさん今晩は!


本日は、就活ではなく、これからの日本最強の輸出品は何か?を考えてみたいと思います。実は今、海外の飲食店でアルバイトをしているのですが、私以外の全員が非日本人という状況なので、いろいろ発見があったのです。それを纏め上げたいと思います。



■利益を挙げる輸出品の条件
日本最強の輸出品とは、今までは文句無く技術力と質の高い製品でした。これからももちろん、しばらくはそれらが日本を牽引しますが、韓国や中国に追い上げられジリ貧に陥る可能性もあります。つまり、今のうちにそれ以外の確たる輸出品目を取り揃えなければ、万が一彼らに取って代わられた際に、なすすべがなくなるということです。中国と韓国、インドの人口は軽く20倍近くありますからね、単純に考えて天才は20倍生まれている訳です(天才のまま20歳を迎えるかは別問題)。これはおおいなる脅威です。


しかしそれらに代わる圧倒的な輸出品を日本が備えていれば、今後も日本は安泰となるはずです。さてさて“最強の輸出品の条件”とはなんでしょうか?

  1. 現地でニーズがあるが供給が不足している
  2. 他国が真似出来ない
  3. 輸出国に多く存在している/他国に余り無い


上記の条件を満たしているものに産油国に於ける“石油”があります。どの国でも文明がある限り石油は必要ですが、しかし産油国以外では輸出できるような大量の原油が出ません。どう頑張ったって、日本や韓国がサウジアラビアのような産油国と、恐らく未来永劫石油に於ける輸出競争には勝てないわけです。


サウジアラビアの石油、のような他国の追随を許さない、圧倒的な輸出品目が日本にあるでしょうか。つまり、いくら中国や韓国、インドやアメリカが頑張ったとしても、全然及ばない部分です。


工業製品?
確かに日本製の製品の海外での評判(といってもオーストラリア以外は伝聞ですが)はすばらしく、10年〜20年はSONYTOYOTAの名前は敢然と海外に残っていると思います。しかし、携帯電話という日本人がすご〜〜く得意そうに見えた市場で、アメリカやフィンランドの後塵を拝しています。残念ながら、オーストラリアではDocomoAUsoftbankは全く見かけない一方で、LGやiphoneばかりが目立ちます。つまり、新しい大きな市場ができた時に、日本が再び出遅れ、世界市場で立場を失う事は大いにありえるわけです。その意味では、今後の未来を“全て”委ねるにはちょっと危険です。


技術力?
戦闘機から、宇宙ロケット、PC、携帯電話にいたるまで、様々な電化製品部品で日本製の技術が使われています。これは他国の追随を許さないような、圧倒的な存在感である事は否めません。恐らく今後10年間はこの分野においては日本無しには回らない事でしょう。しかーし、もしも中国やインドにまともな政権と商習慣が備われば(可能性は薄いけれど)、10年後は分かりません。アメリカの最先端の科学を学んだン百万人の中国人やインド人科学者達が、国の安定を理由に母国に戻り、また安定したそれらの国に外国から更に莫大な資本が投下されると非常に怖いです。確かに、日本の学生の質も彼らに負けていないでしょうが、しかし圧倒的な人口はそれを覆すに十分でしょう。もしくは英語が出来る彼ら世界レベルのエリートが、互いに結びつく可能性もあります。そうなってしまっては、英語がなかなか出来ない日本人の技術者達は大いに苦戦を強いられるはずです。


農業?医療?環境?
TPPですらあれだけ国内がゆれている状況で、農業に期待するのは無理。医療ですが確かに日本の医療は最高レベルと言われていますが、お金を払えば、むしろ最高レベルはアメリカです。貧乏人でも天皇陛下と同じレベルの医療が受けられるのであって、世界一の医療が誰でも受けられるのとは違います。医療製品の分野では、日本の技術力は秀逸なものがありますが、前出(技術力)のような問題点を抱えています。環境分野では、確かに突出した成果も挙げていますが、まだまだ未知数です。そして“原子力事故”という未曾有の環境問題も出てきたのにそこから学ぼうとしません

また農業や医療、環境分野では国の重点政策故に、多額の利権が絡んでおり、それが健全な成長を阻害させ、せっかくのチャンスを逃すリスクが大いにあります。余計な保護や規制は本来淘汰されるべき物、つまり世界市場は全く評価されない物に資源が回ってしまう原因になります。圧倒的な輸出品目になるためには、日本政府の保護が無くとも、他国に立派に評価される物であるべきです。


では、明らかに日本が今後20年は優位に立てるだろう、圧倒的な輸出品目は何か??
わたしは「接客技術」と考えます。



■接客技術とその要員こそ最高輸出品
なぜ接客技術が圧倒的な輸出品目になるのか。圧倒的な輸出品目になるための条件は以下のとおりでした。

  1. 現地でニーズがあるが供給が不足している
  2. 他国が真似出来ない
  3. 輸出国に多く存在している/他国に余り無い


ひとつひとつ見ていきます。

1.現地でニーズがあるが供給が不足している
⇒高レベル接客員とシステムの供給が不足している
海外においても、人間と文明が存在する以上は、衣食住のニーズは最低限存在します。そのニーズを満たすべく、既にサービスは供給されているのですが、それら多くは「お腹空いた」「トイレに行きたい」など生理的欲求を満たしはすれど、「王様になったような気分を味わいたい」「悩みを聞いて欲しい」など自己実現欲求まで満たしてくれるような高レベルサービスではありません。そしてそんなサービスを供給できる仕組みや、人材が圧倒的に不足しているのです。特に衣食の分野においては、明らかにそんな高レベルサービスを供給できる仕組みや接客要員は少ないと感じます。


これは実体験ですが、クレームを言ってきたお客さんに対しては担当者は「まず相手の言い分を良く聞く」というのはサービスの基本ですが、しばしば店員が「お客さんの話を遮って反論する」という光景に出くわした事があります。確かに「お腹は満たされる」かも知れませんが、これでは「悩みを聞いて欲しい」などの高次の欲求を満たすべくもありません。もちろんヒルトンホテルなどの一流ホテル、プラダなどの一流ブランド店では高レベルの接客要員は多数いますが、客単価が10ドル以下の場所ではそんな存在は皆無です。


考えてみれば分かると思いますが、あなたがお客さんだとして「ただお腹を満たしてくれる店」と「お腹を満たしてくれるし、笑顔で接客してくれる店」のどちらに行きたいでしょうか。そして、経営者はどちらの店を運用したいでしょうか。


まだ、世界は「接客技術」の破壊力に気付いていないと思います。気付いてもらえるように、日本式の小売店や接客方式をそのまま海外に輸出してみると面白いかもしれません。


2.他国が真似出来ない
⇒ほとんどの中国人・インド人には無理
高いレベルの接客をこなすためには、まず、高いレベルの接客とは何か?を知らなければいけません。知るためには、百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず(百回見るのは一回やるに及ばない)が重要ですが、しかし、残念ながら高いレベルの接客を庶民が触れられるのは、世界広しと言えど日本以外にはあまり耳にしません。


入店とほぼ同時に「いらっしゃいませ」の声があり、お金を支払う際に「ありがとうございました」と笑顔があり、出店時に、たとえサービスを購入せずとも「ありがとうございました」と発声する、そんな環境は日本に居れば“当たり前”レベルで、同レベルの接客をこなすことをバイトでも求められます。しかし、たいていの国では、入店ししばらくして「御用は?」の声があり、お金を支払う際に「ありがとうございました」と無表情で語られ、出店時に「ありがとうございました」はありません。それが“当たり前”レベルで、そのレベルの接客で合格点なのです。


いくら中国人やインド人が接客の重要性に気付き、研究をしてみたとしても、0歳児から極めて高いレベルの“当たり前”に触れてきた日本人と競争するのは非常にタフだと思われます。


例えば、突然英語が必要になった日本人が必死に英語を学んだとしても、ネイティブのそれには到底及びません。また、サッカーで優秀といわれるプレイヤーを排出する国はブラジルやイタリアなど限られた国々で、いくら日本や中国がサッカーに力を入れたとしても、人材排出国になるにはまだまだ先の話です。やはり、0歳児から一流の環境に身を置いているというのは、大きな効果を生んでいるわけです。


もちろん世界中を見てみれば日本以上の接客技術(というか理論)はたくさんあると思います。最新の心理学を取り入れたホスピタリティの研究では日本よりアメリカのほうが優れていると思います。しかし、日本以外の国々では、たとえAさんが生まれたときからそれを享受したり、研究したとしても、Aさんが直接接客する側に回る事はまずありえません。どの国でも接客を行うのは庶民や非富裕層であり、その受け手は常に富裕層です。庶民は“身近”に一流の接客サービスを感じる事は出来ないのです。しかしながら、日本では、庶民が自己実現欲求を満たすような、一流の接客が“身近”に、理論だけではなく“実体験として”存在しています。


今からそんな基盤を中国やインド、その他の国に導入するには相当な年数がかかるはずです。



3.輸出国に多く存在している/他国に余り無い
⇒日本には安価で質の高い接客要員が大量に存在する
理由の3番目はこれになります。外国にももちろん、質の高い接客要員は居ると思います。しかし、需要と供給の関係から、彼らを活用するには大きなコストがかかります。また、流動的な労働市場も相俟って、代替要員の確保、代替による質の維持も大きなコストがかかります。一方で、日本では、庶民レベルで世界一流の接客要員が存在します。母集団が他国とは全く違うわけです。当然需要と供給のバランスから、彼らを活用するコストは安くなり、かつ、代替要員の確保、代替による質の維持も容易です。




■日本人は「接客技術」で外貨を得る事が可能ではないか?
結論として日本人は「接客技術」に関するノウハウや自身の労働を売り込む事によって、末永く外貨を得る事が可能と思われます。しかしながら、当然問題点もあります。

  1. 日本人が苦手な英語をどう克服するか
  2. 日本人をどうやって連れて来るか
  3. 教育するとして、現地人へどうやって理解してもらうか


1.日本人が苦手な英語をどう克服するか
これは私自身にも言える由々しき問題です(笑)チャイナタウンのように日本人村を海外のあちこちに作って、「ここは日本だから!!」と主張し、「英語を使用しない環境を作る」という面白い解決方法も考えられますが、出来れば海外に溶け込むべく接客をこなせる位の英語を見につけさせるべきですね。


2.日本人をどうやって連れて来るか
慣れ親しんだ日本国を離れ、外国に移り住むにはかなりの理由が必要になります。一番大きな要因は「金銭的要因」だと思いますが、例えば月給80万円のホテルマン@香港でもあれば、告知と英語力などの条件次第でかなりの人数が応募してくると思います。また、「3年後にヒルトンのマネージャ」など効果的なキャリアパスを示すことも重要かもしれません。


3.教育するとして、現地人へどうやって理解してもらうか
ある程度英語を話せる日本人を直接現地に送り込めない場合、現地の人間に接客技術を伝授する必要があります。その為のノウハウやノウハウを伝える人材が必要です。一番的確な組織としては大手小売店がパート社員・正社員に対して英語研修を行い、その人材を海外に派遣し、直接サービスを提供したり、その社員がコンサルティングを行うという方法です。・・・あれ?どこかで聞いた事ある話ですね。



現状では日本が大不況になり、国内では生活すら出来ない国民が海外移住を決め、必死に英語を学習する事が「接客技術」輸出の引き金になる可能性が高いです。・・・ネガティブな要因なので、歓迎はしたくないけど。

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以上で、日本の接客技術は輸出品目にものすごく適しているという話を終わります。ちょっと解決策の部分が消化不良で、もっと考察する必要がありそうです。各種問題点をクリアーできさえすれば、「接客」が「sekyaku」となり、日本独自の文化としてwikipediaに載る日がくるかもしれません(笑)