無料ゲームの”買わせる”仕組み
皆さんこんばんは!!
今回は採用からちょっと離れて、趣味のゲームについて、ある共通点を発見したのでシェアします!(誰と?w)
まずはこちらを御覧ください
以下は私がプレイしている3つのゲームとおまけ1つです。
LINE POP - Google Play の Android アプリ
LINE クッキーラン - Google Play の Android アプリ
これらは、ゲームやシステム内で課金する場合、右に得られるもの、左にその対価として支払う金額が書かれています。
あなたなら、幾ら買うか
私は、LineCoinを買おうと思っていたので、どれを買おうかな~と迷ったんです。
今、最低限欲しいCoinは50Coinですが(笑)、後々もっと必要になりそうだし、今の段階でもうちょっと買ったほうがお得っぽいじゃないですか。
最低限欲しいのは50Coinです。しかし、「50Coinしか買わない」という人はあまり居ないのでは??と感じます。個人的予想ですけど。
あなたなら
- 必要最低限の50Coinを買いますか?
- それとも、もうちょっと買いますか?
50Coin以上買う、と思った方(っていうか、実際に必要最低限以上買った方)、なぜ買ったんでしょう??
う~~ん、なぞ!
続いてこちらを見てください
これらは、先ほどの料金表をグラフにしたものです。横軸が支払う対価で、縦軸が得られる物です。グラフの線は「2区間の移動平均」です。
「2区間の移動平均」とは、簡単に言うと、傾きが大きければ大きいほど、その前後の値の差が大きいということです。
つまり、LineCoinでは
1,400円 → 800Coin (1.75円/1Coin)
2,800円 → 1,600Coin(1.75円/1Coin)
∴1,400円 から 2,800円になった所で割引率は変わらない960円 → 500Coin (1.92円/1Coin)
1,400円 → 800Coin (1.75円/1Coin)
∴960円 から 1,400円になったら、約9%の割引!
だから、900円や2,800円分買うよりも、1,400円分買った方がお得なんですね!
つまり、図で書くとこういうこと↓↓
・・・あれれ、他の課金グラフも同じようになってます。*1
どちらのグラフも以下の様な特徴があります。
- 真ん中~最高値一歩手前で傾きが大きくなる=割引率が最大となる
- 最高値と最高値一歩手前の価格の開きは、他の価格帯の価格の開きよりも大きい
- 最高値一歩手前の価格と最高値二歩手前の価格の開きはあまり無い
- しかし、傾きは他の価格間よりも大きくなる
ホント、似たような形のグラフをしています。
多分そこには合理的なデータがあるのでしょう。敢えてやってるのです。
一番高いものは買わせない&中間をお得にする
これが戦略だと思います。松竹梅と値段が違うものが3つ並んだ場合に、消費者は真ん中の価格のもの、つまり竹を選びがちであるということはよく知られています。
http://www.nomad-cafe-20.com/dan_ariely_asks_are_we_in_control_of_our_own_decisions/
無料ゲームの課金の場合は、松竹梅を並べた後に、更に竹に味付けをするみたいです。
これは、他の商売にも使えるテクニックかもしれません。
*1:クッキーランは微妙な傾きが出てしまって違いがわかりにくいので割愛ww