鬼人事クマさんのブログ

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ONIKUMAの叫び 〜質問の効果〜

さて皆さんこんにちは。


誰も見ていないだろうこの日記もなんと1年以上も続いているんだね!!
さぁ今日は就職活動について語っちゃうよ!!


就職活動で見た凄い奴まとめサイト

詳しくは面接で!

今日行った説明会の質問時間
•みなさんとてもポジティブな感じで、私もポジティブなのでいいな!と思いました!そこでみなさんのポジティブのもとを教えてください!
•尊敬する人物は誰ですか?
(社員の回答)
ありがとうございます!ここで僕のことをお話します!
〜〜〜〜詳しくは面接で!
こんな質問ばっかりだった。
これ以外にも漏れなく糞質問。しかも質問時間延長。

■質問とは分からない事を補うためのもの
当然と言えば当然なんだけど、質問とは、自分が知識を得る中で、分からなかった情報を補う為にある。つまり、すべての情報を吸収できれば質問する事も無いし、分からなかった情報や不足した情報があったのならば、それを質問すればいい。


よく前もって何とか頭をひねって質問事項考えてくる人が居るけど、普通にちゃんと1時間なりプレゼンを聞いていれば、キチンと何がしかの疑問点は出てくるというものだ。プレゼンを聞いても何の疑問点も沸いてこない人は(しばしば興味ないが故に)ぜんぜん話を聞いてないか、予備知識が全然なくて全く分からないかどちらかだろう。


質問をするという目的はあくまでも自分の知識習得の為に、ある情報を補うためのものと考えたほうがいい。


■質問をする事の狙える効果
「自分の知識習得の補完をする」以外に、質問にはどういった効果が望めるだろうか。

  • 目立てる
  • 興味や意欲がある事をアピール出来る
  • プレゼンターと親しくなれる機会が出来る

まだまだ色々あろうけど、とりあえずこんな感じかな。

目立てる
これは1番最初に手をあげないければ狙えない効果だが、目立つのは確か。そして目立つ事は内定を取る為に必須の事なので、これを狙うのは戦略としても理にかなっている。実を言うと私も必ず1番最初に手をあげて質問をするようにしていた。


しかし、目立つという事は、±が付いてしまうという事だ。そして就職活動に携わる人事担当は基本的に減点法で応募者を評価しているので、大きくマイナスをつけられてしまうリスクも孕んでいると認識したほうがいい。目立つからには絶対にミスは許されないのだ。


ではどういう所がミスに繋がるかと言うと、内容と仕方に大別される。内容で一番やってはいけないミスは、話の流れを全く読まない質問や、すでに回答されている内容を質問すること、容易に調べられる事(HPなどでデカデカ掲載されている物)を質問することである。仕方で一番やってはいけないミスは、敬語をパーフェクトにこなせない事、マナーをパーフェクトに守れない事だ。なぜ、パーフェクトを強調するかといえば、採用担当者は減点法で皆さんを見ているからだ。


興味や意欲がある事をアピール出来る
これは難しいかもしれない。なぜなら、年間30回の企業説明会を実施するとして、毎回必ず一番最初に手を挙げて質問する人間が出てくるからだ。そう、一年で通算すると一番最初に手を挙げた人間は30人程度は居る事になる。つまり一番最初に手を挙げて質問したとしても、30人のうちの一人でしかない、ということになる。そこで、今度は30人とどうやって戦うかということになる。


その答えは、30人が度肝を抜くような鋭い質問をする事だ。とにかく、印象に残るような内容の質問をするべきだ。時には、ある意味攻撃的な質問もしてかまわないと思う。もちろん、建設的な内容でなければ話にならないけどね。


鋭い質問をする為には、まず鈍い質問を知る必要がある(その為に就職活動本の“先輩の失敗例”の類を読むんだよ?)。鈍い質問を十分把握した上で、今度はその企業の弱点を知ろう。方向性を知ろう。そこにこそ、鋭い質問の糸が見えてくるはずだ。


プレゼンターと親しくなれる機会が出来る
これは私自身の経験に基づいているのだけれど、質問をすることによってプレゼンターと話のネタが出来るのだ。プレゼンターはおそらくその企業の人事採用担当者や、要職にある人間。つまり面接官として皆さんを評価する立場にある人間と考えられる。私の例で言えば、一次面接でプレゼンターのお兄さんと課長クラスの人が出てきた。その際に「3年前のバランスシートを見て言及したのは君だけだったよ」と、プレゼンターの人が声をかけてくれた。私もそれに応えて「その件ですが、家に帰って改めて考えてみたのですが、御社の安定感は、単に長期負債の額が低いという事だけではなく、その売り上げの内容に拠るものではないかと推察致しました。しかしながら、当然コンピュータは日進月歩で変化しておりますので、売り上げの割合を今後とも同様にキープ出来るとは考えられません。そこで御社の戦略を」など、これは実際にその場で話した例ですが、話のネタに出来るわけです。


わたしは大学では中国文学を主に専攻し、と通常の自己紹介から入る面接。一方、御社の戦略についてなぜ海外にこだわるのかが分からないので教えてください、とこちらからの質問から入る面接。


どちらがスタートとして良い(印象UPに繋がるか)は一目瞭然である。後者は、(面接官も求めている)コミュニケーションが出来ている。お互いに分からない部分を、お互いに補いながら、内定をするか、入社をするかを探っている、理想的な面接が出来ている。


これが出来るのも、やはりネタがあるからだ。


■わたしならこう言う
まとめると

  • 情報を仕入れられる
  • 目立てる
  • 興味や意欲がある事をアピール出来る
  • プレゼンターと親しくなれる機会が出来る

これが質問の意図だとして、この場合にするべき質問はこんな感じ。

•みなさんとてもポジティブな感じで、私もポジティブなのでいいな!と思いました!そこでみなさんのポジティブのもとを教えてください!

今までお伺いした会社の中でエントランスが一番きれいなのが御社です。それが御社のポジティブさにも繋がっていると思いますが、普段から全社的にポジティブさを維持する方法として何かあれば教えて頂きたく存じます。
※エントランスが一番きれい、なんて例の30人で1人も言わないはず=印象に残る
※具体例を挙げる事で、答える人から具体的な事例を聞ける

•尊敬する人物は誰ですか?

プレゼンを拝聴し、とても分かり易かったです。それもやはり訓練の賜物だと思いますが、「この人のプレゼン凄い!」と思った事はありますか?※尊敬する人物、だと個人の価値観に繋がるので参考にならないことしばしばなので仕事の価値観に絞った答えを要求する
※プレゼンで凄い人と具体的に絞ることで、プレゼンターが応えやすくなる。
※プレゼンターの努力の程が見られる。余り努力をしていないプレゼンターは名前を挙げられず、プレゼンに苦渋の努力をしている者は複数人具体的事例を含めて挙げられるはず(プレゼンの努力をしていない者を採用担当においている会社ははっきり言って未来が無いと心得たほうが良い



以上、ちょっと長かったけど、それなりにツッコミを入れてみました。